寒い今の季節は特にですが、現代人にとって悩ましい病気ではないけれど、それに近いくらい悩まされる肩こり。もはや現代病と言っても言い過ぎではないかもしれない
「肩凝り」の治し方、改善方法についてお伝えします!
肩こりはなぜ起こるの?何が原因?

コリ感があると何をするにもつらいしやる気をそがれる肩こり。原因はいったいなんなのか?自分では凝るようなことはしていないのに・・・。
でも実は思ってもみなかった日常の行動などが肩こりを引き起こしている、なんてこともあり得るかも・・・いやあり得ます。どうして肩こりがなぜ起こるのか、探ってみましょう!
姿勢が悪い
現代人で多いのが、もはや一人一台は持っているであろうスマートフォン。
そのスマホを長時間操作したり、パソコンを使ってのデスクワークや、仕事や休日の移動で車の運転。ずっと前方を見ている姿勢ですよね?
それゆえに首(頭)を前に出して背中を丸め、肩をすぼめたような姿勢を取り続けていることになります。この姿勢をとり続けていると首や肩の筋肉が緊張してしまい、血のめぐりが悪くなり肩や首のこりや痛み(頭痛など)が現れます。
同じ姿勢をとり続けると、意識をしていないと猫背になってしまう人がほとんど。姿勢が悪いと肩がこりやすいので、背中を丸めるクセ(猫背)は直したいところ。
こまめに休憩をとるよう心がけましょう!
できれば30分に1回ずつくらいのペースで休憩して背伸びなどの体操ができると理想的ですね。
ついつい猫背になってしまうという方にオススメは10分でOK!ストレッチポールを使った簡単エクササイズです!

体型にも関係が・・・!
日本人の現代病とも言われる肩こりですが、その理由のひとつとして日本人の体型が関係しています。
日本人は、頭が大きくて重いわりには首や肩まわりの筋肉と骨格ががっしりしておらず、なで肩という人が多いですよね。女性は特に。
そのため、首から肩の筋肉にかかる負担がとても大きく、もともと肩こりになりやすいという特徴があります。
肥満気味という人も肩こりに要注意!つけたくてつけたわけではないお肉が背骨や関節、肩周辺の筋肉などに負荷をかけてしまいます。
普通体形の人に比べると肩こりになりやすい傾向にあります。

眼精疲労(目の疲れ)
パソコンやスマホの強い光(ブルーライト)、仕事で細かい文字などを見続けると、目とその周りの筋肉が酷使されて常に緊張状態に置かれます。
そこから首や肩にまで疲労が伝わってしまいます。
パソコンで作業中の人のまばたきの回数は、リラックスしている時と比べて10分の1から20分の1ほどにまで減少しているといわれています。
そのためドライアイから眼精疲労が引き起こされ、肩こりの原因となってしまいます。

血行が悪い
長時間同じ姿勢を取り続けると、首や肩といった同じ筋肉ばかり使っている状態になります。オーバーワークになると筋肉は緊張してしまいます。
通常、筋肉は伸びたり縮んだりして血液を心臓に送る働きがあります。しかし筋肉は緊張して硬くなってしまうと、筋肉に血管が圧迫されて血流が滞ってしまいます。
よって血行が悪くなると、結果的に老廃物や二酸化炭素が滞ってしまい、肩こりにつながっていきます。
血行=酸素や栄養
が循環すること。
血行が悪いと酸欠、栄養不足ってことになります。
実はこれも肩こりの可能性あり!
肩こりといえば、首や肩、背中のあたりがずっしりと重く、何か重たいおもりが乗っているような感覚があったり、けだるい感じを思い浮かべる人が多いと思います。
人によっては、首から肩甲骨まわりに硬く分厚い板のようなものが入れられているように感じることもあるかもしれません。
でも実はこんな症状も肩こりだったりします。
朝起きたら激痛が!首が動かせない!
コリ感が酷くなると、コリそのものを感じにくくなってしまいます。朝起きた時や、不意に急な動きをした後、首や背中が激しく痛むという時は、肩こりがかなり酷くなっている可能性があります。
これまでにお伝えしたように凝っている箇所は酸欠、栄養不足に陥っている可能性があります。
つまり、脆い状態。
痛み=肩こり
とは連想できないかもしれませんが、この症状が出た時は早めに病院や治療院に行って診てもらうのがベストです。
頭痛・めまい、吐き気がある
頭痛やめまい、吐き気といった症状は、肩こりと密接に関わっていることがあります。
背中や肩、首まわりの神経が肩こりによって緊張すると、それが原因で後頭部やこめかみのあたりにつながっている神経が筋肉によって圧迫されます。
神経を圧迫することで起こる神経性頭痛は痛むだけでなく、立っていられないようなめまいや吐き気をもよおすこともあります。
肩こり解消法とともに症状がよくなることも多いので、頭痛やめまい吐き気で悩んでいる方は一度自分が肩こりでは?と疑って施術を受けたり、対処法を取り入れてみるのもおススメです。

自分でできる肩こり解消法はある??
ここまででご自身の肩こりの原因がこれかな?というのがなんとなく予想できた方も多いのではないでしょうか?肩こり解消のポイントは血行促進と自律神経の調整です!
血行を促進、つまり血流の悪い筋肉の血流を改善させる!それにより酸素や栄養素が行き届き筋肉の状態が良くなる!というわけです。
さらに、自律神経の調整をする!人が活動している時に働く交感神経。血管を縮める働きがある交感神経の働きを弱めるの方法は、身体を休める、リラックスさせることで副交感神経の働きをたすけることです。
自分でできる方法をいくつかお伝えしますね。
お風呂でゆったりと身体を温める
血行を促進させる方法として一番簡単なのがお風呂での入浴。湯船に10分ほど浸かってあげると血流が滞った肩回りの筋肉の他に身体全体の巡りが改善します。
温かい血液が身体の中を循環することで身体はリラックス状態(副交感神経が働く)になり、筋肉の緊張もほぐれるので最もオススメの方法です!

軽い運動(ウォーキングなど)
身体がポカポカしてくるような軽い運動がおススメです。寒い時期は室内を歩くのはいかがでしょうか?少し広めのショッピングモール内を速足で歩くなど。
ゆったりと歩く散歩では少し弱いかもしれません。
他には、ヨガやラジオ体操などの体操、ストレッチなどもおススメです。ハァハァと、息が切れない運動でOKです!

10分でできる簡単エクササイズのストレッチポール
誰でも10分でできる簡単エクササイズのストレッチポール。
ガッチガチに凝り固まってしまったらなかなか筋肉の緊張を緩めることが難しいですが、一日の緊張をその日その日のうちにとっておくことが大事。
ポールに乗って10分間気持ちよく呼吸しているだけで交感神経から副交感神経へスイッチが切り替わります。当サロンでオススメの方法です!

まずは施術を受けて身体の状態を教えてもらう!

自分のタイプがわかったけれど、既に肩こりが辛い状態にあるのに何かやりましょうと言われてもなかなか取り組み辛いものです。まずは、施術を受けて軽い身体に戻りましょう!
当サロンでは、今の症状に合わせて鍼灸やスポーツマッサージ、ストレッチやストレッチポールを用いた施術を行います。
軽くなった身体をいかに長持ちさせるか、その方法もお伝えしていますのでそれを参考にまずは取り組んでいただけると幸いです!
最後に
長々となりましたが、肩こりは治らないものというイメージが少しでも覆せていたら幸いです。
もちろん、改善させるには個人の努力も必要ですが、それも習慣化すればあまり苦ではないものです。
日本人は肩が凝りやすい民族かもしれませんが、しっかりと適切に取り組むことで肩こりしらずの身体を手に入れることは十分可能です。
辛い肩凝りでお悩みの方、名古屋市名東区上社のフラット鍼灸院に気軽にご相談ください。